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A子さんの電化製品のチェックとは、コンセントを抜いた後、そのコンセントが他のコードなどに触れないように気をつけること。
カーペットのコンセントのコードが、テレビのコンセントのコードに触れないよう気をつけています。


電化製品のチェックが終わり、リビングを一通り見回すと、ティッシュペーパーの箱がコンセントの近くにあることに気づき、離れた場所へティッシュペーパーを移動させました。リビングの確認が終わると、第一段階終了。次は、キッチンに移動します。


キッチンで見るのは3点。
ガスの元栓、冷蔵庫、電子レンジ。
ガスの元栓は必ず閉めます。その後、ガスがついていないかも確認します。
冷蔵庫は、扉がきちんと閉まっているかチェックをします。
何度も扉を押し、ギューっと閉めた後、本当に閉まっているか、冷気が漏れていないか確認をします。
最後に電子レンジ。こちらは、コンセントが抜いてあるかのチェックです。
この3点を完璧にチェックし、第二段階が終了。最後の難関、玄関です。
靴を履き、家のドアを閉め、鍵をかけます。
何回もドアノブを回し、本当に閉まっているか確認をします。
自分で納得できたら、最後に鍵穴を見て、確認。


自分なりの確認が全て終了し、確信が持てたA子さんは、大急ぎで会社へ向かうのでした。

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「強迫性障害」になる人とならない人。一体、どこで道が分かれてしまうのでしょうか。
原因は解明されていませんが、確率的に多いのは、幼少期のトラウマだと言われています。
幼い頃に受けた衝撃は、人生のトラウマになります。
例えば、「家が火事になった」「空き巣が入った」という記憶がある人は。「もう二度とそんな怖い思いはしたくない」という強い気持ちから、ガスの元栓を何度も確認したり、コンセントを全て抜いて外出したりと確認症状が徐々に出始めるのです。


「強迫性障害」の人の一日は、とても長いです。
ここでは、パターン別に一日の流れを説明したいと思います。


まず、A子さんの場合。
事務職をしているA子さんは、26歳。一人暮らしをしています。毎朝7時に起きて、自分のお弁当を作り、9時に家を出るのが日課。
身支度を整え、後は家を出るだけ。
でも、ここからA子さんの長い一日が始まるのです。


まずは、部屋の窓。
鍵を閉めたのに、何度も確認しないと気がすみません。その内、数を数えだします。
A子さんは、自分の中で「偶数」が縁起がいいというルールを作っているようで、2回確認しても、窓の鍵が気になる時は、始めに戻って4回、それでもだめなら6回・・・と数えています。
窓の鍵が終わったら、次は電化製品のチェック。
エアコン、カーペット、電子レンジなど、あらゆる電化製品のコンセントを抜き始めます。

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